スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

10月, 2022の投稿を表示しています

イート イット 那須高原

久々に友人と遠出をする。 なんとなくの仕方なさで受け取っていた同調圧力、けれども親しい人とお出かけしたい潜在的・圧倒的欲望。「どこか行きたいね」と呟けば、あっという間に行先が決まった。 行先は那須高原。 女子2人。遠出のランチに浮かれ切る。遠出するのに、レストラン以外行きたい場所が見つからない。ランチしてとんぼ返りして、まるでガソリンを撒き散らかすだけのようなスケジュールである。もったいない。 せっかくだからもっと上って、恋人の鐘でも鳴らしてくるか「なんでわざわざ」。そうだよね。でもカップル見物も楽しいかもよ。 「最近美味いもの食べてないよね。ここ1週間、私、セブンのおにぎりと、時々“岩下の新生姜”のおいなりさん」。お互い、ここ最近の昼食は粗食そのもの、ほぼ炭水化物だったことを確認する。お年頃の私たちなので、豪華な食事はくまなく腹部に蓄積される。 私の体躯をちらちら観察して、友人はマウントを取って来る。ほぼ毎日ジム通いをして、体脂肪率が変化していることを誇らしく披露する。でも今日は肉! 奮発して良い肉!!」 「ねえ、一緒にゴルフやろうよ」やらない。「なんで?」、日焼けするから。「おいおい、そんな色して今さら言わないでよ」。でもやらない。「なんで?」外は好きじゃないし、歩きたくない。「だから痩せないんだよ」。…中年らしい会話のテンプレートだ。 そもそもなんで今さらゴルフなわけ? 「新しいコミュニティが欲しいじゃない」じゃあどんどんやれば? 「ひとりじゃ嫌なんだよ、一緒にやろうよー」えー、面倒くさい。「だいたいさ、面倒くさいって言葉は老化のはじまりだよ。ますますどんどん年取るよー」とらないよ、ぴんぴん120歳まで生きるんだもん。まだまだ序の口。 今日のお店は一流だ。待合室で、店員さんに恭しくメニューを聴かれ、目の隅で、最低価格の“販売終了”を確認し、身分相応、低価格2番目の肉をオーダーする。  肉を堪能し終えた頃、店主がやって来る。 「本日はありがとうございます。楽しんでいただけてますか?」はい、十分に。お肉だけではなく、立派なお店ですね。「宜しければ、ご来店のきっかけを教えていただけますか?」テレビ番組で見ました。N川M子さんが出ていたかな。美味しそうだったし、なによりとても楽しんでいらっしゃる様子だった。私は初めてだけれど、彼女は何